July 09, 2005

主流

「戦後の吉田(引用者注:吉田満:「戦艦大和ノ最後」の著者)は多くの後輩やノンキャリアから慕われながら次第に日銀の主流から外れてゆき、五十六歳で亡くなった。早すぎる死だった。」(NM読書欄「鎮魂吉田満とその時代」粕谷一希著文春新書、の書評から)

18:20:52 | akybe | comments(0) | TrackBacks

英単語(「私も英語が話せなかった」村松増美著から)2005.7.4

intellectual curiosity     知的好奇心
essential tool of trade 不可欠な商売道具
legistlature 国の立法府
vigorous 力強い
lively             生き生きした
emphatic            キビキビした
grey eminence          黒幕
eminennce grise         黒幕
mea culpa(by my fault)     =I am to blame.
Et tu, Blute! And you too,Blutus.
have stage fright あがる、舞台負け
presence of mind        落ち着き
plausible            もっともらしい
improovise           即製する
cliche 常套句
translatable          訳し得る
pun               言葉のあやの面白み
It is like preaching to Budda.  釈迦に説法するようだ
congregation          会衆
Thank you, Mr. Chairman,    紹介してもらったら議長に礼を
for your introduction.     言い、自分の名前を繰り返す
                必要はない
Mr.Chairman           発言するときには必ず、議長                 の許可を貰うの
         
Thank you,Mr.Chaiman.     発言が終わったら、議長に礼を

                言って、終わったことを示す [more...]

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制服の復活

「制服の復活 なぜ相次ぐ」(NM エコノ探偵団 2005.6.6)

東京三菱銀行「新ユニホームの導入で、統合後に一緒に働く行員の一体感を醸成したいと考えました」

西日本シティ銀行「新銀行のイメージを確立して、行内の融和を図りたいという経営判断がありました」

みなと銀行(2年前復活)複雑な歴史を持つ銀行だけに、「職員が一丸となって業績向上に取り組まなければならない」との危機感が行内で高まった。「新しい制服を着て身が引き締まる思いだったうえ、行員の意識が一つにまとまったように感じます」

自治体(兵庫県篠山市)「職員の団結心を強める狙いがありました」

「社員の意識を一つにするとともに……」



11:42:58 | akybe | comments(0) | TrackBacks

日記:1964.8.20(木曜日)

1964.8.20

木曜日



〇雨と降るならば今 日の雨のように…

朝、眼が覚めると雨 の音だ。久しぶりに聞く雨の音だ。何となくほっとして窓を開ける。白い雨脚の下に屋根並が遠くまでキラキラ光っている。木々が生き返ったような顔をして、 静かに天を仰いでいる。



ほんとうに一月ぶり の雨だ。昨日までは連日の猛暑だった。7月22日以来毎日31度を越す日が続いていた。明治何年かに31日間も31度を越す日が続いたことがあるそうで、 今年はこれを破るのではないかと新聞が騒ぎ出した矢先だった。

待ちに待った雨だっ た。



つい、五日前の終戦 記念日にこんな冗句がNewspaperに載っていた。



歴史

19年前??廃墟

19年後??サバク



まさしく東京は砂漠 と化しつつあった。貯水池には完水時の2〜3%程度の水しかなく、給水制限は第4次まで強められ、一日中断水する区域も出る始末。と うとう自衛隊までが、引っ張り出されて、給水作業をやっていた。土はからからに乾き、人間の心まで乾きつつあった。まさに今日の雨こそ慈雨である。



人々は等しくほっと 胸を撫ぜ下ろしたことだろう。

白い雨脚が激しく舗 道にたたきつける。

自動車が水を撥ね上 げながら、疾走するさえ、子供が嬉々として水浴びしているかのように感じられる。



夜更けまでに東京地 方で53.3mm。小河内貯水池の付近で85.6mmの雨が降ったとRadio のNewsが伝えている。これで500万トンの水が、貯水池に流 れ込むとのことである。給水制限もいくらかは緩められることであろう。



雨はまた秋がついそ こまで来ていることを教えてくれた。そういえば8月も20日、こんな涼しい日が週に2、3日はあってもよい頃なのであった。朝方パジャマだけでは薄ら寒い 雨気をはらんだ風に、今年もまた秋が、連日の猛暑の後ろでじわじわと忍び寄っていたことを感じたのだった。そういう目で見れば、雨に濡れた景色には、どこ となく秋らしさが感じられ、もはや華やかな夏の面影は、どこにも見当たらない。一夜にして夏は去り、秋がやってきたのだ。



0時25分。雨の音がひとしきり高まっている。夜の暗闇が雨に濡れて、遠くに瞬く灯の明か りがひときわ輝くように見える。窓を開けた私の部屋を、秋を思わせる風が吹きぬける。
http://www.linkclub.or.jp/~akybe/

11:21:56 | akybe | comments(0) | TrackBacks

日記:1964.8.16(日曜日)

1964.8.16

日曜日

〇女性は男性にとっ てオアシスで あるべきである。ところが、この世の中にはサバクみたいな女性のなんと多いことだろう。オアシスと思ってやっとたどり着いたところが、サバクの上の蜃気楼 であったりすると、われわれ旅人はほんとうにがっかりしてしまうのだ。やさしさとセンシビリティ、これがオアシスの泉であり、緑陰である。

女性らしい情緒とや さしさで快くわれわれを包み込み、われわれの憧れを見抜き、物事に対して人間らしい感受性をもってさえすれば、旅に疲れた隊商はいつまでもオアシスのもと を去らないはずである。



〇今日はルネちゃん とずいぶん遊んだ。彼女はまだずいぶん子供っぽくて、屋根の上を歩き回り、いろいろお転婆振りを発揮する。五日間海に行ってきただけあって、色は真っ黒、 それに屋根のトタンの錆がついて、やはり子供っぽい汚れ方をしている。

色々と楽しい口争 い。彼女は負けずに大きな声で反発してくる。ボールをぶっつけあったり、つかみ合ったり。でも、こんな気取りのない子供らしさも、あっという間に女らしい おしとやかさに変わってしまうのかも知れない。

「もっと女らしくし とやかにしなくちゃだめだよ」

屋根の上に夕日を背 にして、真っ黒になって突っ立って、犬や猫に棒切れや石ころなどを投げつけているルネちゃんに言うと、

「あら、私これでも ずいぶんおしとやかになったんだそうよ。子供の頃はもっとすごかったんですって」

とけろりとしてい る。

ぼくも中3ぐらいで 妙にませくれた女の子よりも、のびのびと明るく子供っぽい女の子のほうが好きだから、からかって言っているに過ぎないが、後3年たつと彼女も18の女の子になっていると考え ると、なんだか恐ろしいような気がしてくる。

11:19:19 | akybe | comments(0) | TrackBacks