June 17, 2006

創業家の求心力

「…私は創業家の求心力を生かしつつ、社員の意識改革を進める。…」

(野中ともよ、三洋電機のCEO:日本経済新聞2005/4/9)

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「柔和で穏やかな日本人」は真実か

「その(=喧嘩両成敗法)血みどろの形成過程をたどった上で、何事にも調和を重んじる「柔和で穏やかな日本人」という自己イメージに疑問を提出する著者(=清水克行)ん0お若い感受性は、鋭敏に日本の近未来像を察知しているように思われる。」

「喧嘩両成敗の誕生」清水克行著 講談社(選書メティエ)への書評(評者=野上武戻)朝日新聞2006/4/16

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奥の院

「西洋の権力が都市の中心に位置し人々に見せることで力を誇示するのに対して、日本の権威は奥の院に隠れる。」

熊倉功夫「喫茶文化と日本人」(日本経済新聞2006/6/16夕刊)



「中世以来の美意識に加え、一つの釜でわかした湯で茶を点(た)て、皆で飲む行為は一体感を高める。「日本の土俗的な精神文化の一つ」(熊谷功夫)だ。」(同上)

23:11:55 | akybe | comments(0) | TrackBacks

気配りに長けた「いい人」

「…ある三十代後半の財務省キャリア官僚は言う。「ウチで出世するのは、気配りに長けたいわゆる『いい人』なんですよ。財務省は政治家や他の省庁がどんな無茶を言ってきても、最後まで正論を押し通す気概のある役所だと思っていました。しかし連立政権になった頃から、なんでも『なあなあ』で、人間関係でことを丸く収めようとする動きが目立ってきた。とりわけスキャンダルで問題になった団塊から少し前に人たちは、ノーブレス・オブリージュという意識がかけらもない、卑しい世代だったと思います」
「東大法学部」水木楊 新潮新書 2005/12 p.174

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