February 06, 2006

CIT:「話し合いと占星術」

「…何事をするにつけても口を出す親族の多いこの国(注:インド)では、占星術での決定が皆を説得する口実になるからだ。
 話し合いで何かを決めるのは不可能にちかい。そんなことをしたら、誰もが自分の意見を主張して憚らないだろう。だから占星術師が必要になるのだ。
 千五百年前にギリシャから伝わった占星術が、世界のどの国よりもインドで発展した背景には、このような大家族での決定問題や多民族・多宗教事情があると私は考えている。

 価値観や宗教を異にする多民族によって構成されるインドのような複合国家は、国家原理の根幹にこのようなニュートラルで神秘的な決定手段を持っていていいのだと私は思う。
 論理を超え、直接感情の深層に働きかけることによって統御不可能なものを統御することができる。私はそれを賢い方法だと思っている。というのも、論理は文化の形によってさまざまに異なり、あるときは互いに正反対であることもあるから、主張すればするほど相互に軋轢を生む。」(喪失の国、日本」M・K・シェルマ 文春文庫 p.22〜23)

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職業と道楽(漱石)

「人のためにする」=職業
「自己を本位」=道楽

漱石の定義

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新規購入書籍(2006.2.5)

「貝の帆」 丸山健二 新潮社 2005.11.30第1刷 C0093 ¥2500E(1600) p.565

「英語の論理 日本語の心」牧野高吉 ちくまプリマー新書025 2005.12.10第1刷 C0282 \680E(450) p.126

「ホンの幸せ」 氷室冴子 集英社 1995.9.30第1刷 C0095
\1300E(105) p.239

「喪失の国、日本」M・K・シャルマ 文春文庫657 C0198 \657E(105) p.387

「ファーブル昆虫記2」奥本大三郎 集英社文庫 1996.5.22第1刷 C0197\640E(105) p.382


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