August 30, 2009

新規購入書籍20090829(1冊)

「ぼくを創るすべての要素のほんの一部」スティーブ・トルツ 宇丹 貴代実訳 ランダムハウス講談社 2009/6/17 C0097 3450E p.615



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August 27, 2009

新規購入書籍(20090818)1冊

普通のサラリーマンが2年でシングルになるための18の練習法」山口信吾 日経プレミアシリーズ2009/5/8 2009/6/8 3刷 C1275 900E p.213

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「8月30日の夜に」渡辺 靖(慶応大学教授(文化人類学)

渡辺 靖(慶応大学教授(文化人類学)
2009/08/27朝日新聞オピニオン欄インタビュー(「8月30日の夜に」)から、以下引用します。

「細かな政策論議も大切ですが、単なる選挙公約を超えた、樹木で言えば「幹」となるべき「理念」や「哲学」こそ私は聞きたい。個々の政策は「幹」から導き出されるものですし、たえず「幹」に戻りながら熟議されべきものです。
 
 でも、実は、政治家は「理念」や「哲学」を語るだけでは十分でない、と私は考えています。

 昨年のアメリカ大統領選は、多くの人にとって、まだ記憶に新しいでしょう。政治の世界でも、心を揺さぶられるような言葉や行動の数々があることを私たちは知ることができました。

 例えば、オバマと争った共和党のマケインは、ベトナム戦争で捕虜収容所に5年半もいた際、仲間を置いて自分だけ釈放されることを固辞したという武勇伝を持ちます。オバマも、ハーバードのロースクールを卒業後、高収入と出世への道を自ら絶って公民権専門の弁護士という地味な職を選び、貧困層の救済に尽力しました。だからこそ、2人が描く「アメリカ」には強い説得力がありました。「友愛」や「とてつもない日本」とは、語っている重みがまったく違います。

 衆院選は終盤を迎えましたが、これまでの選挙戦の中で、私たちは各党の党首や幹部、候補者たちから、人間として、あるいは指導者としての、資質に富んだ言葉や行動をどれだけ見聞き出来たでしょうか。

 近代民主政治は財力や血統ではなく、言葉で行われるべきものです。その言葉に信頼を与えるのは、語り手の生き様や資質です。こればかりは、いくら優秀な政治コンサルタントが付け焼き刃的に鍛えようとしても得られません。

…「この人のためなら多少の不満や犠牲を惜しんでも」と思わせることが、政治指導者にはかかせません。

…政治家が若い世代の心を揺さぶる存在になっているかが問われます。自分は若者が駆けつけたくなる、自らを重ね合わせたくなるあこがれの存在だろうか。食費を削ってでも応援したい候補者だろうか。そう自問している日本の政治家がどれだけいるでしょう。

…私には30日の、投開票日の夜に期待したいことがあります。それは、勝者の弁とその行動です。

 勝者は敗者にどんな呼びかけをするのでしょう。

…民主主義は多数決と同じではありません。むしろ勝者(多数派)が敗者(少数派)にどれだけ耳を傾け、信頼と共感を勝ちえていくかによって真価が問われます。

…日本は主要先進国の一つです。どうかこのことを忘れないでほしい。勝った側の党首は国際社会へ向けて明確なメッセージを発してほしい。日本の次の首相になる政治家には「これからの世界をどうしたいか」を語ってほしい。内向きのメッセージしか発しないようでは、失望を繰り返すだけです。」



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August 26, 2009

体の中の数字


永田和宏 日本経済新聞朝刊2009/5/10より

○人体:60兆個の細胞からなる。一個の細胞の大きさは:10マイクロメートル=1mmの百分の1。1個の細胞の中のDNAの長さは1.8m、全部の細胞のDNAの長さ:1千億km(地球と太陽を、200or300往復もできる長さ)。

○1個の動物細胞の中には数万種類のタンパク質が、約80億個存在している。
1秒間に数万個のタンパク質が作られ、また壊されている。

○1個のタンパク質は数百個のアミノ酸が紐のようにつながっている。

○長さ5〜6mになる小腸の表面積は、テニスコート一面分。

○毛細血管をすべて合わせると総延長は10万km.。地球を2回り半。

○細胞は身体全体の2%が1日に入れ替わっている。


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August 09, 2009

ロシアは詩人の国

明日からロシア、モスクワに行きますが、ロシアは詩人の国であり、詩人プーシキンが、半神ともいえる存在なのだそうです。

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木村浩:
詩人が詩だけで生きていかれる唯一の国がロシアなんですよね。(p.7)

モスクワでいちばん切符が手に入らないのは、非常に人気のある詩人の朗読会です。(p.8)

人気の詩人は詩集が大体十万部って出るんですよ。それが一日で売り切れてしまう。(p.9)

出典:「モスクワ」木村浩 文藝春秋社 1992/11/20に折り込みの月報で木村浩と俵万智との対談「詩と自然を楽しむ」から引用。
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モスクワの数ある広場のなかでプーシキン広場ほどモスクワっ子に親しまれている広場はあるまい。それはモスクワ第一の繁華街トヴェルスカヤ通りの中ほどにあるという場所柄もさることながら、ロシア人にとっては詩人を超越して半神ともいえる詩人プーシキンの記念像がたち、それほど広くもないにしてもしばし憩うことのできるベンチのある空間は好ましいものがあるからである。(p.302)

少なくともロシアの文化を真に理解しようと欲するならば、少なくともロシア人の魂の中に占めるプーシキンの絶対的な立場を認識しておかなくてはならない。ロシア人にとっては、トルストイもドストエフスキーも、いや、ツルゲーネフもチェーホフも、プーシキンの前に出たら、その他大勢の作家たちであって、プーシキンひとりがまったく別格の存在なのである。(p.306)

出典:「モスクワ」木村浩 文藝春秋社 1992/11/20
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