November 30, 2005

新規購入書籍(20051130)

「ハルカ・エイティ」姫野カオルコ 文藝春秋社 2005.10.15 C0093 \1900(1200)E p.469

「数の悪魔」エンツェンスベルガー 丘沢静也訳 晶文社 1998.5.20 1998.9.5第22刷   C0041 \2840(1450)E p.257

「石のハート」レナーテ・ドレスタイン 長山さき訳 新潮社 2002.4.25 C0397 \1800(105)E p.269

「旅行者の朝食」米原万里 文藝春秋社 2002.4.25  2002.6.10第2刷 C0095 \1524(105)E p.235

「なんたって「ショージ君」」東海林さだお 文藝春秋社 1999.11.20 C0095 \2476(105)E p.798

「赤毛のアン」映画シナリオ (株)フォーエイン・クリエイティブ・プロダクツ 1996.9.10 2001.1.31第5刷 C1082 \1200(105)E p.131

「英語で読む」信田勇・岡本政治・田井中善夫  増進会出版社 1995.10.20 C0382 \900(108)E p.225

「速読英単語」風早寛 増進会出版社 1996.3.21
2003.5.1第3版27刷 C7082 \950(105)E p.350

「旅の英語会話」(株)昭文社 1998.3.1 C0287 \952(105)E p.348

「マヌー式海外旅行会話術」山下マヌー 旺文社 1999.6.11 1999.7.15 第2刷 C0082 \950(105)E p.193

Posted by akybe at 11:33 P | from category: books | TrackBacks
Comments

阿部毅一郎:

朝日新聞の書評欄に「ハルカ・エイティ 」[著]姫野カオルコの書評が載った。([掲載]2005年11月27日[評者]角田光代)。この書評に大いに読書欲を書き立てられ、11月30日に購入して、早速読み始め、今しがた読み終えた(12/3午後11時40分)。469頁の長編である。このところの私のペースとしては、速いほうである。それだけ、面白かったということである。
 主人公小野ハルカは1920年生まれ、私より20年前に生まれた人で、妻の両親と同じ年の生まれである。私の母は1911年だからもう少し年長である。まあ、親の世代に属する人である。
 どんな苦しい境遇にあろうと、いつも何か言い面を見つけ出して、くよくよせず、前向きに生きていく爽やかさが魅力的だ。20年遡ると、こんな時代背景の下で生きることになっていたのか、うまく描き込んであるので、実に良くわかる。主人公を取り巻く人々も、なんか、すぐそばに住んでいる人のように感じられるほど、実在感がある。著者の当時と200×年とを比較してのコメントが随所に出てきて、なるほどと思わされる。
 わたしは、母に善き人間の原型を見ることが出来たこと、それが私の人間観の基盤になっていると常々思っているのであるが、このハルカさんも、人間の善き原型として母に通ずるところを持っている。
 だから、この本を一読すると、心が洗われ、暖まり、元気が出る。
 評者の角田さんも言うとおり、60代、80代のハルカさんも、読みたいものである。
(December 04, 2005 12:17 P)
:

:

Trackbacks