April 25, 2006

ピアニスト仲道郁代さんのベートーベン評


「不滅の恋人とも云われるアントーニエの娘へささげた(ピアノ・ソナタ)30番は最後の和音に長いペダルをかけたまま終わるんです。娘を通して、恋人への永遠の愛を語っているとしか思えません」

「オペラにあこがれただけに文学への関心も人一倍強くて、ピアノ・ソナタもドラマ的展開が顕著です。神棚に置く存在でなく、詩心もユーモアも持った多面的で魅力的な存在です。」


(なお、仲道郁代さんの)20周年のリサイタルは今年の10月22日の大阪公演を皮切りに,来秋まで全国で続く。東京(11月5日)などはベートーベンだけのプログラムだ。

   (朝日新聞2006年4月21日)


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April 23, 2006

CIT:「明日できることは、今日するな」(鈴木力衛)

「明日できることは、今日するな」

……恩師鈴木力衛先生のお言葉。これだと体が楽です。でも「今日しかできないこと」だとしたらキビシイ  
               学習院大学教授 篠沢秀夫

「ありがとう。この言葉」東京新聞編集局編著 大和出版2002   p.190

「人間にとっていちばん大切なもの、自由を奪われたから、私たちはフランスへ来たのよ」

……ポーランド系フランス人の祖母が幼い私に繰り返していた言葉
    ファッションアドバイザー フランスワーズ・モレシャン

同書p.213

「情報過多と人はいうが、情報寡少ととくらべれば、天国と地獄のような違いだな」
……雑談の折の司馬遼太郎の言葉
       筑波大名誉教授 青木彰

     同書 p.221

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April 12, 2006

CIT:変物(夏目漱石)


「何故というのに、困ったことには自分はどうも変物である。[中略]とても一々こっちから世の中に度を合わせて行くことが出来ない。何か己を曲げずして趣味を持った、世の中に欠くべからざる仕事がありそうなものだ。」  夏目漱石

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