August 29, 2007

自らの存在の不思議

我々がどんな大発明にも驚かないのは、自らの存在がどんな大発明よりも驚異に満ちているからだ。我々自身が生きている不思議さ以上のものはないことを知っているからだ。

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November 25, 2006

CIT:シャルトル大聖堂

シャルトル大聖堂

「その五つの黒い塔は、シャルトル大聖堂がそれを囲む街を圧倒し小さく見せてしまうのと同じように、街の残り全体をスケールにおいて凌駕している。」

リチャード・パワーズ「舞踏会へ向かう三人の農夫」 みすず書房2000.4.4 2000.12.8 第6刷 p.5

21:21:32 | akybe | comments(0) | TrackBacks

August 23, 2006

知的生産のための覚え書き(頭の良さ)

◆頭の良さに、こだわる人には知的生産は向かない。頭の良い人は、記憶力が良いので、メモしない。文章はすらすら書けるので、推敲しない。
 しかし、記憶に頭を使えば、思考には使えない。記憶は曖昧になりがちで、定着させるのは難しい。
 推敲しなければ、新しい思いつきは浮かばない。文章を煉るというのは、最初の考えから、飛躍し、脱出し、変身することなのだ。最初の考えにしがみついていては、進歩はない。(20000912)

17:17:31 | akybe | comments(0) | TrackBacks

March 20, 2006

Mac mini を購入

2006.3.19 Mac mini を購入

筐体は小さいが、実力はありそうだ。初めてintel社製のcpu(1.66GHz Core Duoプロセッサ)を採用。昨夜は、午前4時までつきあってしまった。これまでのMac cubeとFireWireでつないで、設定情報、ファイルなどを簡単にコピーできるので、思ったよりは簡単に動き出した。

早速、Goodle Earthを走らせてみたが、これはすごい。「ウエブ進化論」を読むと、Goodleのすごさがこれでもかというほど、書かれているが、確かに、こんな世界を作り出し、実行していることを思うとすごさがうなずける。

このMac mini、設定は簡単というものの、やはり、ソフトの入力、プリンターなど周辺機器との接続など、きちんと働きだすまでには、まだまだたっぷり時間がかかりそうである。まあ、気長にやるか。

12:21:26 | akybe | comments(5) | TrackBacks

January 16, 2006

考える力と文章力(池田晶子と茂木健一郎・藤原正彦)

池田晶子の「考える日々II」を最近読み終えた。並行的に、茂木健一郎の「脳の中の人生」や「脳と仮想」、藤原正彦の「国家の品格」などを読んでいた(今も読んでいる)のだが、池田は、茂木、藤原と比べ、考える密度が違う、という気がする。別に文科系の池田晶子の文章力が、理科系の茂木健一郎、藤原正彦より優れているという意味ではなく、考えることの深さが違い、そのことが如実に文章に反映しているように思える。三者とも同じようなことを主張しているのだが、池田のほうが、より的確に論理的に説得的に痛快に述べていると思うのだ。

11:53:48 | akybe | comments(0) | TrackBacks