December 24, 2007

フェイス・ツー・フェイスのコミュニケーション


「フューチャリスト宣言」の中で(p.60^)著者の梅田望夫田はメールで代行できないか実験している。

阿部毅一郎記(2007/5/16)
 
 フェイス・ツー・フェイスのコミュニケーションが重視され、出張してコミュニケーションを図り、電話やメールで代行するさえしない。それは、同じ”気”のウズの中に入らなければ本当のコミュニケーションはできない(と考えている)からである。

ウズ社会については、秋光翔著「文化としての日本的経営」中央経済社 1990 参照


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September 16, 2007

「空気」

『日本の企業は、不思議なことに、投資案件などdプロジェクトについて、一度やろうという「空気」ができると、引き返さないという習性がある。』週刊東洋経済1995.3.18 p.19


「日本の企業の特色は、トップが明確に意思決定をして、それを表明したわけではないのに、社内の「空気」で一度「大方針」が出てしまうと、それに個人は逆らえない」同上p.20

「会社の方針が「買え」だと、失敗すると内心は分かっていても、走るのが日本のサラリーマンだ。会社の方針に逆らって、買わないで、損を免れたとしても、誰も評価してくれない。皆と一緒にみこしをかついでいれば、たとえみこしが転んだとしても、個人の立場は安全だ。」同上p.20

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「空気を乱す」(CIT:宮本常一)

「さて私がそうしたお堂の寄りあいに出あった数はそれほど多くはない。通りあわせてみても他所者である私が、そこに加わる事は空気を乱すような気がして差控えた場合がすくなくない。」「忘れられた日本人」宮本常一 岩波文庫 p.40)

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「空気を読む」若者(CIT:香山ユカ)

「最近の若者たちの流行語に、「空気を読む」というのがある。これもまた、大切なのは思っていることをはっきり言うことではなく、場の雰囲気をつかみ、それに合わせて発言することだという彼らの信念の表れである。
 多数派当てや空気を読むゲームは失敗したらどうなるのだろう。そこで少数派となった途端、「あいつはダメだ」「浮いている」というレッテルを貼られ、集団から排除されるという道が待っている。」香山リカ「若者」 週刊ダイヤモンド 2006.12.30 p.133

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「空気」と「ウズ」は強制力を伴うという点で異なる

「空気」や「雰囲気」「ムード」として、そこはかとなく漂っているものではなく、ウズをなして組織への束縛する力のあるものとして気のウズをとらえるところに私の新機軸を出した。
 組織の成員としての同質化を激しく迫るもの、ウズの持つ強い求心力で中へ引き寄せる力を持つものとして、とらえる。
 「空気の支配」というより、「気のウズの支配」があるのだ。社会の空気を読んで、多数派当てや、有利な就職先をさがす段階では、従来の気楽さがあるが、一旦、組織の中に入ってしまうと、その組織の持つウズの中に取り込まれることであり、「空気を読む」などののんきなことではすまされず、気の流れに合わせ、逆らわぬように努め、必死に浮き上がらないように努めなければ、ウズの外に出されてしまうのだ。ここに私の言う「ウズ」と「空気」の根本的な差があることをまず指摘しておきたい。

00:21:01 | akybe | comments(0) | TrackBacks