April 25, 2006

ピアニスト仲道郁代さんのベートーベン評


「不滅の恋人とも云われるアントーニエの娘へささげた(ピアノ・ソナタ)30番は最後の和音に長いペダルをかけたまま終わるんです。娘を通して、恋人への永遠の愛を語っているとしか思えません」

「オペラにあこがれただけに文学への関心も人一倍強くて、ピアノ・ソナタもドラマ的展開が顕著です。神棚に置く存在でなく、詩心もユーモアも持った多面的で魅力的な存在です。」


(なお、仲道郁代さんの)20周年のリサイタルは今年の10月22日の大阪公演を皮切りに,来秋まで全国で続く。東京(11月5日)などはベートーベンだけのプログラムだ。

   (朝日新聞2006年4月21日)


Posted by akybe at 03:28 P | from category: 引用句・語録 | TrackBacks
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