June 17, 2006

「柔和で穏やかな日本人」は真実か

「その(=喧嘩両成敗法)血みどろの形成過程をたどった上で、何事にも調和を重んじる「柔和で穏やかな日本人」という自己イメージに疑問を提出する著者(=清水克行)ん0お若い感受性は、鋭敏に日本の近未来像を察知しているように思われる。」

「喧嘩両成敗の誕生」清水克行著 講談社(選書メティエ)への書評(評者=野上武戻)朝日新聞2006/4/16

Posted by akybe at 11:22 P | from category: ウズ社会論のためのメモワール | TrackBacks
Comments

akibey:

まわりがあってこそ
アメリカでは、一人一人が個人主義者であることを要求される。学校時代から、スックと立って意見を堂々と述べろ、と教育される。自分らしさを大切にしろと。大リーグでも、ある程度のことは自分の頭で考えることが要求される。
ところが日本では正反対だ。日本人のモットーは「まわりがあってこそ」なんだ。王が言っていたが、日本の子供たちは小学生の頃から、目上の者に口ごたえするな、目立とうとするな、と教えられるそうだ。みんなが同じ制服を着て、ヘアースタイルまで同じにさせられる。日本人の人生訓は、「つべこべ言わずに命令に従え」だ。チームメイトはまさにその通りにしている。
クロマティ
(ホワイティング『さらばサムライ野球』p.44)
(1991/9/4)
(September 22, 2006 12:52 P)
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