February 02, 2007

CIT:モーツアルトとベートーベン

モーツアルト
「まったく、相手がこちらを高飛車に、『取るに足らない』ものとして扱おうとしているのがはっきりわかったときのぼくは、傲慢になります。ぼくに対する大司教のあしらい方は、まさにこんな感じです。もっとも、きちんとした言葉さえ使ってくれたら、好きなようにぼくをとっつかまえることができるでしょうにね」

「心こそが人間を高貴にするのです。そして、たとえ伯爵でなくとも、たぶん、あまたの伯爵連中よりも、ぼくは名誉を身につけているでしょう。召使いであれ、伯爵であれ、ぼくをののしっているかぎり、ごろつき同然なんです。」

ベートーベン
「公(カルル・ファン・リヒノフスキー公)よ、あなたがあなたであるのは、偶然その家に生まれたからです。私が私であるのは、私自身によってです。公のような方々はほかにいらっしゃいますし、これからも何千と出てくるでしょう。しかしベートーベンはひとりしかいないのです」

以上「神秘のモーツアルト」フィリップ・ソレリス p.157~161

Posted by akybe at 03:36 P | from category: 引用句・語録 | TrackBacks
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