March 11, 2007
川柳作家、時実新子さんの訃報
今日(2007年3月11日)の東京新聞朝刊に川柳作家時実新子さんが、昨日78歳でお亡くなりになった記事が掲載され、作家の田辺聖子さんが追悼談を語っている。
時実さんの本は数冊持っていて、読んだこともある。有夫恋など、男勝りで、かなり激しい川柳を書かれるとの印象を持っているが、私にとって忘れられない思い出がある。
NHKの衛星放送に、俳句スペッシャルと称して、選者が出した兼題に広く全国から、リアルタイムで作品を募集し、ファックスで送られてきた作品の中から、選者の眼に留まったものを全国放映する、俳句ファンにとっては見逃せない番組がある。
私も、これまで何度か作品をファックスで送ったことがあるが、全国放映の栄に浴したのは、一度きりである。その時の選者が、時実新子さんだったのだ。ちなみに私の応募作品は、次の句である。
よそ行きの顔で猫行く菊の径
時実新子さんのご冥福を祈りたい。
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