July 22, 2007

CIT:「戒名」

司馬遼太郎「奈良散歩」東大寺の項よりp.350

「死者に戒名をつけるなどという奇習がはじまったのはほんの近世になってからである。インド仏教にも中国仏教にもそんな形式も思想もない。江戸期になって一般化したが、おそらく寺院経営のためのもので、仏教とは無縁のものといっていい。戒名がさほどの歴史性もなく、仏教の教義にも関係がないというのは、わが国最古の過去帳をもつ修ニ会がそれを証明している。」

Posted by akybe at 06:53 P | from category: 人生の愉しみ | TrackBacks
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