March 29, 2005

読了:青木「人体常在菌のはなし」集英社新書

読書日記(2004.11.21)

読了
青木「人体常在菌のはなし」集英社新書

 人体を構成する細胞は、60兆。それに対して、人体常在菌の数は、100兆。しかも、人間はこの100兆の菌と仲良く共生しない限り、生きていけないのだ。腸内には1キロから1.5キロの菌が常在氏、体表だけでも1兆の菌が常在している。風呂に入りすぎたり、洗浄力の強い石鹸でごしごし洗ったりして、やたらに清潔にしたり、厚化粧をしり、抗菌グッズで身をまとうようなことをするのは、皮膚を守ってくれている常在菌を虐待することになる。これからは、こうした有効菌を育てる「育菌」の思想が大切だと説く。暴飲暴食をしがちな人、とにかく清潔好きの人、必読。

 同一家屋に住んでいる家族は、同じような菌を体内に宿しており、いわば菌を分け合って生活しているという指摘は新鮮だった。
11/22/04 13:35:28
akybe wrote:


Posted by akybe at 03:54 P | from category: books | TrackBacks
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